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2025年7月定例会

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株式会社取説makerの代表取締役であります大谷勇樹さんに、「事業承継のためのマニュアル制作」と言うタイトルの講演をしていただきました。

大谷さんは学生時代や会社員時代の経験などから、マニュアルを通じて日本のものづくりにおける技術や魂を残したいという思いから独立を決意しました。マニュアルはただの手順書や指示書ではなく、“想い”と“工夫”が息づく未来への贈り物と言う言葉、また、マニュアルは単なる作業記録ではなく、マネジメントや運用上のボトルネックを発見し解決するための重要なツールであると言う見識から、大谷さんのマニュアルに対する深い洞察と慧眼を示していると思います。

こうした機能を持つマニュアルですが、経営者の中には、売上や採用、生産性などの緊急課題と比較して優先度が低く後回しにしてしまうことが多くあるようです。しかし、マニュアルを作成する段階では詳細なインタビューから始まり、様々なプロセスを経ることでベストプラクティスの実現や品質問題の解決にも繋がります。単に現状の作業手順を文書化するのではなく、その制作プロセスが非常に重要であり、大谷さんの会社の持つノウハウの見せどころ言えます。

マニュアルを作成する上では、情報の整理からはじまり、文章の長さ、言葉の選び方、重要ポイントの協調、バランスの取れた色使い、対象ユーザーへの配慮など考慮すべき要素が多くあるとのことで、こうしたところに目が行き届くところにマニュアルの専門会社としての優秀性があります。どんな会社にもマニュアルがない業務はまだまだ結構あるのではないでしょうか。もし、その業務が将来に渡って大切な業務であるならば、是非、きちんとしたマニュアルを一度は制作されてはと思いました。その一度目が結構大変かもしれませんが、一度制作すれば後は必要に応じた修正で済みますので、次世代の贈り物として検討する機会を得た大谷さんの講演でした。

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